行事の紹介
これからの予定です。

2015年6月20日
大分精神障害者就労推進ネットワーク第10回総会及び記念行事


 昨年度は、大分県の平成26年度複数事業所連携研修事業の助成を受けて@県南地域のフォーラム開催A「親なきあとマニュアル」の発行B県外視察の実施―を中心に取り組みました。
フォーラムは、地元実行委員会を中心にしながら、佐伯市及び津久見市(臼杵・津久見地域)で開催、自治委員・民生委員や議員を含む幅広い市民の参加を得て、地域で精神障がい者と家族を支える形をどうつくるのか、具体的で実のある学習ができました。また事業とは別に国東市でも開かれました。「親なきあと」支援マニュアルは、約500人の当事者・家族・支援者へのアンケート調査を基礎にしながら、学習会や会議を積み上げ今年2月に発行することができました。県外視察は、熊本県の「アストライ」と「らぽーる八代」を訪問、情報共有や地域との連携などについて具体的に学ぶことができました。
しかし一方で、10年の間の活動を経て事務局体制をどのように維持していくかなどの課題もでてきています。このため、今後のあり方について検討していく必要が出てきています。
第10回総会ではこの1年間の取り組みを報告するとともに、これからのネットワークのあり方についても問題を提起し、全体的な議論を深めていきたいと考えています。
記念行事として「だいじょうぶと言えるために」をテーマに講演とシンポジウムを行います。どなたでもご自由に参加できますのでぜひともご参加いただきますようご案内申し上げます。
なお、当日ご参加の皆様には資料として「親なきあと」支援マニュアルを配布いたします。

     1,日時・場所
(1)日時 6月20日(土)13時30分
(2)場所 別府市 別府大学 34号館 413教室    別府市北石垣82
(学内駐車場は当日使用できませんので、体育館またはサークルハウスの 駐車場をご利用ください。)
2,内 容
(1)第10回定期総会
(2)記念行事 「だいじょうぶと言えるために」
  @講 演 「『親なきあと』マニュアルに込めたもの」 三城大介・九州ルーテル学院大学教授 Aシンポジウム 「親なきあと」を地域で暮らす
当事者、家族、支援者、それぞれの立場から、体験や課題を話していただき、意見交換をしながら今後の方向性を探っていきます。
・コーディネーター 尾口昌康・別府大学文学部人間関係学科講師
・パネリスト    工藤美智子(社会福祉士・精神保健福祉士)− 当事者の立場から
藤内  浩(別府精神保健福祉家族教室)− 家族の立場から
松木  亮(きぼう21) − 支援者の立場から
・助言者 三城大介・九州ルーテル学院大学教授


これまでの取り組みです。

2014年6月21日
大分精神障害者就労推進ネットワーク第9回総会及び記念行事


 大分精神障害者就労推進ネットワーク第9回総会のご案内です。
 ネットワークとしてこれまで、アンケート調査や先進地の訪問調査、県全域を対象にしたフォーラム及びセミナーの開催、3冊の支援マニュアル発行、5市で10回に及ぶ地域フォーラム開催など、積極的な取り組みを行ってきまいりました。今、これまでの取り組みのなかで明らかになった精神障がい者と家族にとって根本的な課題の一つである「親なきあと」という大きなテーマに取り組んでいます。
 新年度はこの「親なきあと」を中心テーマとして掲げながら、「親なきあとマニュアル」の作成、県南等を対象にした地域フォーラムの開催、熊本県の先進的な取り組みの訪問調査などに取り組んでいきたいと考えています。そのスタートとなる第9回総会を下記のように開催いたします。記念行事として「親なきあとを考える」をテーマに講演とシンポジウムを行います。どなたでも自由に参加できます。

日時・場所
(1)日時 6月21日(土)13時30分
(2)場所 大分市 大分コンパルホール 3階 300会議室

内 容
(1)第9回定期総会
(2)記念行事
  @講 演 「親なきあとを考える」−現状報告−  三城大介・九州ルーテル学院大学教授
                          当事者の声
    様々な事例や当事者の声の報告と、熊本や長崎などの取り組みの紹介を通して、「親なきあと」について考える方向性を提示します。

  Aシンポジウム 「親なきあとの暮らし」
    家族、支援者、研究者のそれぞれの立場から、報告をいただき、意見交換をしながら今後の方向性を探っていきます。
    ・パネリスト
      川口二美(大分すみれ会副会長)−家族の立場から、生活のなかでの思いや願い
      秋月久実(城東地域包括支援センター)−認知症の地域支援の取り組み紹介
      尾口昌康(別府大学文学部人間関係学科講師)−福岡県の取り組みの紹介と課題提起
    ・コーディネーター 三城大介・九州ルーテル学院大学教授


2013年6月30日
大分精神障害者就労推進ネットワーク第8回総会


2013年6月30日(日)13時30分から、大分市のアイネス(大分県消費生活・男女共同参画プラザ)2階大会議室で開催しました。
 内容は、第8回定期総会と記念行事「なりたい自分を支援する」。
基調報告「なりたい自分を支援する」三城大介・九州ルーテル学院大学大学院教授、シンポジウム「援助者にとっての『なりたい自分』」―地域の病院・デイケア・訪問看護・地域支援の各担当者をパネリストに、アドバイザーが三城大介・九州ルーテル学院大学大学院教授、コーディネーター尾口昌康・別府大学文学部人間関係学科講師で行いました。報告は会報「ささえあう」第19号に掲載しています。


大分精神障害者就労推進ネットワーク第7回総会

2012年6月16日(土)に開催しました。報告は会報「ささえあう」第17号に掲載しています。


2012年2月25日
第5回九州・沖縄地区精神保健福祉士協会合同研修会 大分大会



(1)日程 2012年2月25日(土)13時〜18時
(2)会場 別府大学 メディア教育センター 別府市北石垣82
(3)参加費用 会費1000円 ※学生無料
(4)参加申込 各県精神保健福祉士協会事務局へお申し込みください。
    問い合わせ先 大分県精神保健福祉士協会事務局
     一般社団法人 自立生活サポートセンターこんぱす(國師)
      〒870-0047 大分市中島西 1-4-14市民の権利ビル103
      TEL 097-540-5085 FAX 097-540-5086
(5)プログラム
   @活動報告 (社)日本精神保健福祉士協会
   A講演・報告
   ・「こうすればできる!精神障がい者の就労支援」
      倉知延章・九州産業大学国際文化学部臨床心理学科教授
   ・「大分で生きる 大分で働く」
    〜大分精神障害者就労推進ネットワークの取り組みについて〜
         三城大介・別府大学文学部人間関係学科准教授
    共同報告 白石一徳・生活訓練施設フライハイム 精神保健福祉士
報告はブログ『ともに生きる』の「精神障害者就労」のページ(こちら)で見ることができます。


2011年6月11日
大分精神障害者就労推進ネットワーク第6回総会



(1)日程 2011年6月11日(土)13時30分〜16時
(2)会場 別府大学 メディア教育センター 別府市北石垣82
(3)内容
   @第6回定期総会
   A総会記念行事「地域からの報告」 ― 報告とビデオ上映
     ・竹田フォーラム ― 3年の成果
        三城大介・別府大学文学部人間関係学科准教授
     ・国東フォーラム ― つながった思いと広がる支援
        川野 正・NPO法人輝くピアホーム理事長
        小川 浩・国東市福祉事務所福祉科障害福祉班班長

●総会案内文です
  私たち大分精神障害者就労推進ネットワークの取り組みも間もなく5年を経過し、6年目に入ろうとしています。
 昨年度は、企業向けマニュアル「人も企業の生き生きと」の作成、九州ブロック大分セミナー(別府市)・国東セミナー・竹田セミナーの開催等、積極的な取り組みを行ってまいりました。そのなかで、私たちは地域連携、特に医療を含んだ連携が効果的であることを実感することができました。
 本総会では、この1年間の取り組みの報告を踏まえ、地域における様々な連携を拡大していくための新たな方針を作り上げていきたいと考えています。
 そのためには、様々な立場の方にご参加いただき、話し合い、力を合わせていくことが不可欠です。ぜひとも皆様にご参加いただき、心の病を持つ人とその家族が安心して暮らせる地域をつくっていくために、お力をお貸しいただければと願っています。
 ご多忙と存じますが、ぜひともご参加いただきますようご案内申し上げます。


2011年2月
国東・竹田・別府でフォーラム・セミナー



●精神障がいがある人とみんなの国東フォーラム
 テーマは「理解があれば生きられる 支援があれば働ける」。家族会や福祉事業所、市、保健所、自治会、民生委員会、商工会、漁協などが協力して開催されました。内容は、@当事者、家族の話Aハンドベル演奏Bパネルディスカッション。
 1)開催日時 2月4日(金)13時30分
 2)開催場所 国東市 武蔵町保健センター

●第3回 精神障がい者の地域生活と就労を考える竹田フォーラム
 家族・当事者は「抱え込んでいる」、周囲は知らないから「こわい」「どう対応するかわからない」ーこんな現実に、正しい情報を提供し、交流の機会をつくろうと開かれました。事例の報告やシンポジウム、自主制作ビデオの上映が行われました。福祉・保健・医療関係者や市、市民でつくる実行委員会主催しました。
 1)開催日時 3月18日(金)13時30分
 2)開催場所 竹田市総合社会福祉センター 多目的ホール

●働く精神障害者からのメッセージ発信事業九州ブロック大分セミナー
 全国精神障害者就労支援事業所連合会からの要請を受けて、大分県内の家族会、支援スタッフ、公的機関などの協力により開催されました。最新の行政の考え方と全国の取り組み状況を知って、地域における企業と関係機関の連携などが話し合われました。
1)開催日時 2月26日(土)午後1時〜5時
2)開催場所 別府亀の井ホテル 大ホール
プログラム
○基調報告      ○行政報告(厚生労働省)
○経験交流会 大場製作所 大分県内の事業所
○シンポジウム  当事者 事業主 就労・生活支援者 等

報告はいずれもブログ『ともに生きる』の「精神障害者就労」のページ(こちら)で見ることができます。


これまでに取り組んだことです。

2010年
第5回総会及び記念行事



6月19日(土)13時30分
別府大学メディア教育
センター
 第5回総会は6月19日、別府大学メディア教育センターで開催されました。131人が参加し、支え合いながら働く場を広げ、安心して暮らせる地域をつくっていこうと、熱心な意見交換を行い地域のフォーラム開催など新年度の方針を決定しました。
 藤波代表は「この4年間、いろいろな活動を展開してきました。多くの方のご支援に感謝したいと思います。精神障がい者は働けます。働きたい気持ちを持っています。そのことを知ってもらいたい。実際に働き始めて、働き続けています。積み重ねのなかですばらしい仕事ができるようになるのです。これからも、“企業向けマニュアル”の作成などを通して、社会や企業のなかに理解を広げていきたい」とあいさつしました。
 新年度の取り組みについては、安部事務局長が、@就労を支える取り組みA地域にネットワークを広げる取り組みB広報活動の充実−などをあげ、一つ一つの事例を大切に支援しながら、同時に「新たな地区フォーラムの開催」、「企業向けマニュアル作成」、「第2次農業調査」などに取り組んでいくことを提案。全体の拍手で確認しました。
 総会に引き続いて記念行事に入り、「ネットワーク4年の歩み」を白石事務局次長が報告しました(7ページ参照)。また、「わたしのいま・今後の課題」は安部事務局長の司会で、多くの人から切実な思いが語られました(3ページ参照)。最後に、三城副代表が「ネットワークこれからの方向性」として、まとめと提案を行い、「これから5年は頑張ろう」と呼びかけました。

 詳しい報告は、会報のページ(「ささえあう」第12号)でご覧ください。



2009年
「精神障がい者の地域生活と就労を考える竹田フォーラム」

3月6日(土)13時30分
大分市 アイネス
「地域の福祉資源がつながれば」−切実な思い大切に
 大分市内の関係者を中心に実行委員会が設置され、実行委員長は森崎副代表、事務局長は白石事務局次長が担いました。大分フォーラムは158人が参加して3月6日にアイネスで開催されました。参加内訳は障がい当事者42名、家族16名、支援関係者29名、医療関係者13名、企業関係者17名、行政関係者15名、一般・その他21名、無記入者5名でした。  参加者からは、「相談できる人がいない」、「生まれたからには一度は結婚したい」、「最低賃金を保障されないのはおかしい」など切実な声が寄せられ、支援者からは「出勤できなくなった場合、どう支援すればいいか」、「企業の中にキーマンが必要」、「地域にある資源がつながるといい」などの具体的な質問や提案がありました。  シンポジウムは「みんなで話そう」をテーマに掲げ、会場内に数名がマイクを持って入るなどの試みを行いました。十分に話を引き出し得たとは言えませんでしたが、今後に生かせる試みだったと考えています。なお、企業1372社への案内発送と開催経費の主要部分を担っていただいた(財)大分県総合雇用推進協会に感謝いたします。

2009年
「精神障がい者の地域生活と就労を考える竹田フォーラム」

2月26日(金)13時30分
竹田市社会福祉センター
企業や商店街からも報告-「地域の理解が大切」
 2年目の今回は地元中心に実行委員会が設置され、準備もすべて地元が担って、本年の2月26日に竹田市総合社会福祉センターで「精神障がい者の地域生活と就労を考える竹田フォーラム」が開催されました。参加者は103名で、内訳としては民生委員30名、自治委員2名、市議会議員(社文委)4名など、昨年とは違うメンバーの参加もあり、地域にとって「一歩前進」の有意義なフォーラムになりました。  第1回フォーラム以降の1年間、竹田市では地域に出て行く相談活動や商店街での話し合いの実現など、手応えのある活動が積み上げられました。第2回フォーラムでは、当事者や事業所の他、受け入れ企業や商店街からの報告も行われ、「企業の話がとても新鮮だった」「地域の人も理解しなければ」「当事者の思いと支援者の見守りの大切さが伝わってきた」など、積極的な感想が多くありました。  ネットワークからは、藤波代表があいさつ、三城副代表が基調提案とシンポジウムのコーディネーターを行いました。3月10日に反省会が行われ、「来年も続けたい」「豊肥地区全体に広げたい」などの方向が確認されました。  竹田市行政の積極的な姿勢がフォーラムと地域の精神保健福祉行政を推し進めているように思われます。

2009年
第4回総会・シンポジウム「ネットワークが広げた可能性」


6月13日(土)13時30分
別府大学メディア教育センター
 大分精神障害者就労推進ネットワークは4年目を迎え、「精神障がい者は働ける」という確信を深めるとともに、地域には様々な社会資源や人材が存在し、大きな可能性があることが私たちの共通理解となってきました。
 三地区(大分市・別府市・竹田市)における「フォーラム」開催によって、「人が困っていることにお手伝いができる。そのことで自信がつきました」という当事者の声、地域の特徴に応じて弁当配達・朝市(都市部)、草刈り・農業支援(過疎地)など様々な働く場を開拓する事業所、そして当事者や事業所を地域の枠を越えて支援する様々な機関や人びと ― 様々な報告によって、私たちが願う「安心して暮らせる地域づくり」が、より具体的に見え始めてきました。
 しかし、今も地域で支援を受けられずに孤立している人が多くいるのも現実です。第4回の総会と記念シンポジウムでは、今後の取り組みに向けて真剣な話し合いが行われました。

(1)日程 6月13日(土)13時30分〜16時
(2)会場 別府大学 メディア教育センター 別府市北石垣82
(3)内容
   @第4回定期総会
   A総会記念行事
     講演 「ネットワークが広げた可能性」
          三城 大介・別府大学文学部人間関係学科准教授
     シンポジウム 「当事者・地域・ネットワーク」
      コーディネーター 三城 大介・別府大学人間関係学科准教授
      シンポジスト   青柳 智夫 氏
               (大分障害者職業センター)
               白石 一徳 氏
               (生活訓練施設フライハイム)
               古賀 朋和 氏
               (大分丘の上病院デイケア)
              竹田フォーラムの報告も行われました。
 詳しい報告は、会報のページ(「ささえあう」第10号)でご覧ください。

2009年
「就労を考えるフォーラム」


大分・1月31日
別府・2月20日
竹田・2月24日
 2007年12月15日、別府市のビーコンプラザで県全域を対象に「精神障がい者就労推進フォーラム−支援があれば働ける」を開催しました。和歌山県の紀南就業・生活支援センター所長の北山守典さんを講師に、「精神障がい者は働ける」ことに確信を持ち、そして「さまざまな支援の方法がある」ことを知ることができました。
 2008年度は地域の取り組みを進めるために、県内3地区(大分・別府・竹田)で地区フォーラムを開催しました。それぞれ地域の実態に応じた有意義なフォーラムとなりました。開催要項は以下の通りです。報告は会報のページ(会報「ささえあう」第9号)に掲載しています。(以下敬称略)

●精神障がい者の地域生活と就労を考える大分フォーラム

・と き 1月31日(土)13時〜16時30分
・ところ アイネス(大分県消費生活・男女共同参画プラザ)2階大会議室
       大分市東春日町1番1号   参加費無料
・基調講演 「支援があれば働ける」
    ―精神障がい者は働ける・支援の重要性・地域・企業との関わり―
        講師 別府大学文学部人間関係学科准教授 三城大介
・第1部 報告「私の仕事・私の地域」
        ―当事者の報告プラス取り組みの報告―
          大分すみれ会・クロネコメール便 つわぶき園・弁当
          LLCハートブリッジ・介護事業 フライハイム・朝市
・第2部 シンポジウム「ネットワークによる支援へ」
      パネリスト
       介護事業の現場から(LLCハートブリッジ・矢野由美子)
       医療の現場から(河村クリニック・河村郁男)
       デイケアの現場から(大分丘の上病院デイケア・古賀朋和)
       生活訓練の現場から(フライハイム・白石一徳)
      助言者 大分大学福祉科学研究センター講師 三輪まどか
      コーディネーター 別府大学文学部人間関係学科准教授
                            三城大介

●精神障がい者の雇用就労を支える別府フォーラム

・と き 平成21年2月20日(金)13:30〜16:30
・ところ ビーコンプラザ・中会議室
・基調講演 「精神障がい者を含む障がい者の就労支援について」
         〜市区町村の取組事例〜
        福岡市障がい者就労支援センター所長 黒田小夜子
・シンポジウム「精神障がい者就労支援のプロセス〜別府市における取り組み」
        進 行 別府大学文学部人間関係学科准教授 三城大介
        助言者 大分大学福祉科学研究センター講師 三輪まどか
      ・三菱商事太陽株式会社取締役 管理部長 山下達夫
      ・障害者地域生活支援センター泉 施設長 渡邉喜美子
      ・大分県厚生連鶴見病院 精神保健福祉士 三好陽子
      ・社会福祉法人太陽の家ワーカビリティ事業部職業訓練課長 西山英樹
  問い合わせ先 大分障害者職業センター 0977−25−9035

●精神障がい者の地域生活と就労を考える竹田フォーラム

・と き 2月24日(火)13時〜16時
・ところ 竹田市社会福祉センター
・基調講演「地域で暮らす地域で働く」
  精神障がい者の地域生活と就労の課題と対応基本的な考え方
   講師 別府大学文学部人間関係学科准教授 三城大介
・地域の報告「いま地域では」
  地域の施設、支援機関、企業、病院などの取り組みの現状を報告
  −当事者・家族、施設、支援機関、病院、企業、行政、ボランティア団体 等
・シンポジウム「地域とのつながりの中で」
地域でこれからどのように取り組んでいくかを話し合う
   −施設、病院、支援機関、企業、行政 等

第3回総会及び
総会記念行事

2008年6月15日
別府大学
大分精神障害者就労推進ネットワーク第3回総会記念行事
「広げよう!就労の輪―地域からの報告

 「地域で安心して暮らしたい」という願いを込めてスタートした大分精神障害者就労推進ネットワークは6月15日、別府大学メディア教育研究センターで第3回総会を開きました。昨年を上回る約90人が参加し、昨年の取り組み報告を受けて、3年目を迎えたネットワークの1年間の取り組みについて話し合いました。
 昨年度は、福祉医療機構の助成を受けて「精神障害者就労推進セミナー“支援があれば働ける”」の開催、「ささえあいマニュアル―大分で生きる大分ではたらく」の発行など積極的な取り組みを行いました。その結果、当事者も支援者も「精神障がいがあっても適切な支援があれば地域で働くことができる」という自信を持つことができました。
 新年度は、昨年の成果を地域に広げ、就労を支援するネットワークづくりをめざすことになりました。具体的には、@県内3地域において「フォーラム」を開催するA企業や事業者への働きかけを進めるB農業の可能性調査を行う―という3つの目標を中心に取り組みをすすめます。地域で広がった人のつながりを具体的な取り組みに結びつけることが課題になってきます。ぜひ協力して取り組みましょう。
 総会に続いて記念フォーラム「広げよう!就労の輪−地域からの報告」が行われました。地域で就労の支援や就労の場を広げる取り組みをしている人たちの報告を受けて、会場も含めて活発な意見交換が行われました。
 「一歩ずつ一般就労を進めている就労継続支援事業所」、「高齢化が進む団地で朝市を開き生活訓練施設で作った野菜を販売して地域の理解を進めている話」、「働く場として農園づくりやレストラン計画」、「介護の職場で精神障がい者の雇用を進めている取り組み」などが報告され、地域で働く可能性が広がっていることが実感されました。
 参加者からは、「こうやれば」といった積極的な提言や、「就労の道が少しずつ広がっている」「県全体の行政や支援機関、事業主等の連携が必要」「力をいただいた」などの声が聞かれました。
 詳しい報告は、会報のページ(「ささえあう」第7号)でご覧ください。

精神障害者就労
推進フォーラム

2007年12月15日
別府市・ビーコ
ンプラザ
 大分精神障害者就労推進ネットワークの2007年度最大の事業である「就労推進フォーラム−支援があれば働ける」を別府市ビーコンプラザ国際会議室で12月15日に開催しました。参加者は300人を超え、会場は二階までほぼ埋まってしまいました。  午前中は、まず大分県内の精神障がい者の就労の現状と行政などの取り組み状況について、一般企業に働く精神障がい者は増えてきているものの、まだ非常に少ないことや、行政や関係機関としても積極的な取り組みを始めていることが報告されました。  大分県内で行った「第二次調査」の報告では、三城大介・副代表(別府大学講師)が「多くの人が、自宅を中心に地域での生活を希望しているが、継続や就労に不安を持っている。しかし、相談や支援のサービスを受けている人は3割未満に過ぎないことが明らかになった。地域の中で当事者を支えていく連携を実現することが大きな課題だ」と指摘しました。  午後は、和歌山県から駆けつけた北山守典・紀南障害者就業・生活支援センター所長が、「精神障がい者はすばらしい人が多い。多くの人は働ける」と確信して、10年間で約400人の就労を実現した取り組みを話しました。北山所長は企業などのネットワークを活用して職場を次々に開拓、そして「ペア就労やグループ就労で、本人をよく知った職員やジョブコーチが支援を継続することが大事」と経験を語り、「今、精神障がい者の就労は追い風が吹いている。積極的に取り組もう」と呼びかけました。  講演を受けて県内各地で就労支援に取り組んでいる人たちによるシンポジウムが行われ、本人を中心に支援機関や保健所、行政などが連携して取り組むことの重要性が指摘されました。  参加者からは、「希望がわいた」「大分でもぜひ実現して欲しい」などの声が聞かれ、「この取り組みを継続して欲しい」という声が多く寄せられています。
 詳しい内容は会報のページ(「ささえあう」第6号)でご覧下さい。

“大分モデル”
開発プロジェクト
(1) 目に見える形で集約する。
 就労のステップを具体化し、それぞれのステップごとに必要な支援を明確にする。(来年度、パンフ化をめざす)

(2) 連携のあり方を確立する
 就労を推進するために必要な、各社会資源・関係団体・行政・企業等の連携のあり方を追求し、具体的な方策を確立する。

(3) モデル職場の開発
 実際に就労している職場を知らせ就労の可能性、就労の具体的な進め方を伝えるため、職種・就労形態・地域ごとにモデル職場を指定する。

設立総会 2006年6月3日
別府大学
 「地域で働きたい」という願いを込めて、「大分精神障害者就労推進ネットワーク」の結成総会が6月3日、別府市の別府大学で開催されました。会場の500番教室には当事者や家族、福祉・保健関係者、医療関係者、企業、行政、研究者など様々な立場の人たちが集まり、力を合わせて精神障害者の就労を推進する取り組みを展開していくことを誓い合いました。
 設立の準備を進めてきた準備委員会から藤波志郎代表(県精神障害者福祉会連合会長)が「働きたい、地域で暮らしたいという当事者の願いを実現するために、ネットワークを立ち上げ、みんなの力を合わせてながら取り組んでいきたい」とあいさつしました。
 来賓として大分県の大津留源福祉保健部部長をはじめ各界の代表の方から心強い励ましの言葉をいただきました。
 設立趣旨書や方針、会則、役員などの提案は安部綾子準備会事務局長が行いました。「実際に精神障害者が働き、安心して暮らすことができるような地域をつくる」ことを目標にします。そのために、@精神障害者の生活の現状と課題を明らかにする調査の実施A日常生活や就労後のサポートなど、各関係分野のかかわりを具体的に提案する「大分モデル」の開発B就労を推進するための情報発信―を中心に取り組むこととし、今年度は(1)昨年実施した就労実態調査の二次調査(2)大分モデルの開発に向け、プロジェクトチームの設置(3)シンポジウム、セミナーの開催―などを決定しました。
 続いて藤波代表、高山、近藤、三城各副代表、安部事務局長をはじめとする役員を選出し、力強いスタートを切りました。
 総会終了後は、三城大介・別府大学講師による記念講演が行われ、大分県の就労の実情などが報告されました(挨拶や講演の内容は会報1号に掲載)。